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除染・解体のためのエンジニアリング・サービス

Onet Technologiesは、フランスで最も重要な除染・解体企業の1つであり、この分野において数十年にわたる経験を有しています。除染・解体は当社の真の中核事業の1つであり、除染・解体プロジェクト全般 (最初の調査から現場での作業完了まで) においてフランス国内外のお客様をサポートしています。

 

Onet Technologiesは、エンジニアリングとサービスに特化した会社であり、エンジニアや現場作業員などのスタッフを抱えています。当社は、実際のユーザーから得たフィードバックと費用対効果の知識をソリューションの設計に反映させています。システムエンジニアのアプローチを用いて、除染・解体に伴う複雑な課題に対処するソリューションに、実績のある革新的技術を統合しています。

当社の事業

日本においてOnet Technologiesは日本およびフランスのパートナー企業と共にサービスを提供

原子力エンジニアリング、除染・解体プロジェクトのためのソリューションの調査と設計

原子力エンジニアリング、除染・解体プロジェクトのためのソリューションの調査と設計

当社のエンジニアリング部門は、除染・解体プロジェクトに関連するほぼすべてのエンジニアリング分野において数十年の経験と能力を有しており、除染・解体作業を行う当社スタッフから運用に関するフィードバックを得ています。

 

当社の付加価値

 

  • 除染・解体に伴う複雑な課題に対処するソリューションにシステムエンジニアリング技術を組み合わせ、運用に関するフィードバック、原子力発電所の安全文化、リスク管理アプローチ (将来的なコスト回避など) を提供。
  • 除染・解体調査 (高放射性環境下における遠隔操作性 / 保守性など) および設計 (放射線防護、廃棄物、時間対効果を基準とする除染・解体作業の最適化など) の特定の側面に関する専門知識。
  • 反復ベースのエンジニアリングを進める前に、まず重要な方向性を導き出すための体系的アプローチを用いて、非常に複雑なテーマに対処。

 

日本における研究開発のサポート、プロジェクトの改善、特有の課題の解決

日本における研究開発のサポート、プロジェクトの改善、特有の課題の解決

当社は当初から同じアプローチに従って、お客様を成功へと導いてきました。

 

まず、当社は日本の研究開発を実際にサポートすることに注力しています。専門知識、研究開発能力または成果を補完します。

 

次に、当社は常にパートナーシップを模索しています。ヨーロッパと日本の技術や研究開発の成果をプロジェクトに集約します。

お客様の課題を解決するために実績のある技術と革新的技術の適用と試験を実施

お客様の課題を解決するために実績のある技術と革新的技術の適用と試験を実施

当社スタッフが長年にわたり除染・解体技術を使用した経験に基づき、この技術が実際に高い性能を備えていることを当社は理解しています。当社はこの実績のあるソリューションの価値を理解する一方で、イノベーションが除染・解体 プロジェクトを改善する主な手段の一つであると確信し、新技術のメリットを実証するために最初の応用事例の実現に参画しています。

 

このため、当社は具体的なメリットの試験、適用、実証による技術の特定から日本での展開サポートまで、除染・解体ソリューションと「Best Available Technologies」(利用可能な最良の従来技術と革新技術) の統合をサポートすることができるのです。

主要なプロジェクト

2013年から現在までの日本における主要な除染・解体プロジェクト

当社は福島第一原子力発電所の解体に関する研究開発をサポートするため、「廃炉・汚染水対策事業」に参画しています。

 

福島第一原子力発電所の課題解決に向けて、フランスから関連する除染・解体技術を導入、適用し、複雑な環境下で可能な限り安全に使用できるようにサポートしています。

 

燃料デブリ取り出しにレーザー切断技術を安全かつ効率的に応用するための一連のプロジェクト

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燃料デブリ取り出しにレーザー切断技術を安全かつ効率的に応用するための一連のプロジェクト

燃料デブリ取り出しに関する革新的アプローチの概念研究と基幹技術の実現可能性調査

このプロジェクトの目的は、レーザーで燃料デブリの切断および発生するダストやヒュームの回収に関する実現可能性の調査でした。

このプロジェクトでは、レーザー切断技術の優れた性能を実証し、ダストやヒュームの回収、耐放射線性、現場展開の要件に関する重要な成果を上げることができました。

https://en.dccc-program.jp/956 (EN)

 

燃料デブリおよび炉内構造物取り出しの基盤技術開発事業

このプロジェクトでは、燃料デブリ切断に応用するレーザー技術を4種類の切断法 (気中、水中、貫通、非貫通) により発展させました。

その結果、燃料デブリ切断時に発生する粒子やガスに関する知見が得られ、プロトタイプを用いて気中粒子の回収可能性が実証されました。

https://en.dccc-program.jp/1073(EN)

 

燃料デブリおよび炉内構造物取り出しの基盤技術の発展

このプロジェクトでは、レーザー切断技術の開発、ダストやヒュームに関する知見、エアロゾルの低減において有意な成果を上げることができました。

燃料デブリのレーザー切断 (気中、水中、貫通、非貫通切断) 時に拡散されるエアロゾルを低減、回収するために安全システムを導入しました。

https://en.dccc-program.jp/2088 (EN)

安全性を改善するための核測定技術の向上

小型中性子検出器の開発

このプロジェクトでは、原子炉圧力容器内の燃料デブリ検出という課題を解決するために小型中性子検出器 (SANDY) の開発フェーズ1 (実現可能性) に参画しました。

https://en.dccc-program.jp/845 (EN)

燃料デブリ取り出し時に発生するダストやエアロゾルの安全な回収、濾過に焦点を絞ったプロジェクト (レーザーを含む機械的・加熱切断技術)

燃料デブリ取り出し時に発生するダストの回収システムの開発 (ダストやエアロゾルの回収、濾過)

このプロジェクトは、レーザー切断技術の開発時に行われた過去の開発を活用し、燃料デブリ取り出し時の主なリスク (ダストやエアロゾルの拡散) を低減するための最適な安全システムを向上させました。

燃料デブリ切断 (機械的および加熱切断法による) 時に発生するダストの特性について知見が深まったため、安全システムがさらに向上しました。

スプレースクラビング (拡散低減)

局所回収 (発生源である切断部付近のダストを除去することにより、拡散のリスクを低減)

抽出 (回収したダストを安全に取り出す)

https://en.dccc-program.jp/3992 (EN)

除染・解体分野における日本でのその他の重要なプロジェクト

  • ウラン含有模擬デブリを用いた粒子発生試験 (エアロゾルの特性評価)。模擬燃料デブリ (ウラン含有) の切断を実施。
  • 日本における遠隔操作による除染・解体ソリューションの定義を裏付けるための調査 (燃料デブリ取り出しのために限定されず)。
  • 日本の顧客ニーズを満たす能力を実証するための除染・解体技術の試験。

廃炉のためのレーザー切断

遠隔操作による原子力施設解体のための気中・水中切断に適用され、従来の技術と比較して多くのメリットがあります。

 

厚材での試験に合格 (14 kWレーザー光源で最大厚さ200 mmのステンレス鋼を切断可能)。

 

レーザー切断は多層材料 (炭素鋼、ステンレス鋼、チタン、ジルコニウムなど) の切断時に遠隔制御による優れた切断性能と位置公差を実現します。

  • 1

    作業員の安全性 (遠隔操作)

  • 2

    作業時間の低減と優れた費用対効果

  • 3

    二次廃棄物の最小化

     (対象の廃棄物から取り除かれたエアロゾルや質量粒子 )

  • 4

    堅牢性・信頼性

    管理区域内において保守の必要性や摩耗部品なし

  • 5

    簡単かつ高性能な切断

フランスで実績のあるL.DCom製品

2015年12月に世界で初めてOnet Technologiesが導入したこの技術は、フランスのCEAマルクール地区にある使用済燃料再処理施設のUP1溶解槽解体プロジェクトにおいて極めて有効であったことが実証されました。

 

ロボットアームによるレーザー切断技術により、4.5トンの切断能力を発揮しました。

 

特有の課題を解決する技術

 

Onet Technologiesは2014年からパートナー企業と提携し、福島第一原子力発電所での非常に複雑な用途に対応するレーザー切断技術をさらに発展させました。

 

極限環境下における遠隔操作に適した、レーザー切断時に発生するダストやヒュームの低減と回収のための高性能システムの試験。

除染・解体プロジェクトを改善するイノベーション

このレーザー切断技術は燃料サイクル施設の解体事例で初めて実績が認められており、各種の除染・解体プロジェクト (燃料サイクル、研究施設、軍事施設および発電用原子炉) において優れた費用対効果を発揮しています。

 

発電用原子炉の場合、特に興味深い用途は原子炉自体、すなわち原子炉圧力容器 (RPV) と原子炉格納容器内部 (RVI) の解体です。RPVとRVIの解体にレーザー切断技術を使用するメリット (安全性、コスト、時間) を実証することが、当社が現在進めているLD-SAFEプロジェクト (2020~2024年) の目標です。

 

担当者
ジュリアン・ギーマン (Julien GUILLEMIN)
日本地域事業開発マネージャー

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